春のお祝い


日は“キリストが十字架にかけられた日”ということで、静かに過ごす習慣があるのか、普段より少し人通りが少ないように感じました。過ぎて明日はイースター(ドイツ語でOstern)です。ドイツでは、昔からあったゲルマン民族の春のお祝いとキリストの復活祭が結びついて、かなり盛大にお祝いする模様。この時期は学校やお店もイースター休暇(2週間!)になり、街にはイースターのシンボルであるウサギ・卵・羊などの飾りが溢れます。 家のなかも色とりどりの卵やウサギの置物でデコレーション。そこで、私もイースターエッグを作ってみました↑。卵の中身を出すのがなかなか難しくて四苦八苦<*1>しましたが、なんとか取り出し成功。殻を乾燥させ、ひとつは色紙でコラージュ、もうひとつは色を塗って地球(みえるかな?)にしました。ラブ&ピース。
 ところで、日本では馴染みが薄い行事なのであまり知られていないと思いますが、イースターの日にちは毎年変わるそうです。どうやって決まるのかというと、立春の後、最初にくる満月の日なのだとか。今年は3月中のイースターなので、ちょっと早めの到来。

イースターシンボルの他にイースターカラーというのもあって、黄色や紫の花を飾ったりします。黄色は水仙やチューリップ。紫はクロッカスが代表的です。

ドイツって、民家の窓辺もきれいにディスプレイされていることが多いですが、お店にも必ずといっていいぐらいディスプレイスペースがあります。この時期はみんなイースターカラーなので、ほんわり明るくなって春が来た!ってかんじです。と言いつつ、今日は雪が降ってましたが・・・

<*1> 卵の処理・・・上下2ヶ所に穴を開けてやるということを後から知りました。日本人S嬢とせっせかペイントしていたら、様子を見ていたフランス人の子が「私たちはイースターをお祝いするけど、今まで1回もイースターエッグを作ったことはない」と言っていました。得てして現地?の若者は伝統的なことに興味が薄いものなのですかねぇ