毎日の散歩道


家から徒歩3分。公園を背に少し歩くとKanal(運河)に到着します。カナール沿いの遊歩道や小さな公園はご近所さんが集まる憩いの場。最近は日照時間が長くなってきたこともあり、のんびり座って話しているカップルや読書をしながら日光浴をしている人たちの姿をよく見かけるようになりました。
 昨日からドイツではサマータイムがスタートし、時計が1時間早くなりました!朝はなかなか起きられず、夜はなかなか寝付けませんが、ぼんやりしながらもカナール沿いを歩いてるとスッキリしてきます。保育園の子供たちの集団お散歩に遭遇してニコニコ、大きな犬が前から走って来てドキッ!おしゃれなお店でお茶を飲んでいる人たちを観察・・・と、毎日歩いているだけでいろんな出会いがあって、ちっとも飽きることがありません。

どにかくドイツ人は日光浴が好き。お天気のいい日のカフェの席は外から埋まっていくし、聞いた話では、真夏のカナールには裸で転がっている人がいるとか・・・既に半袖やランニングの人は出始めています。暗く長い冬が終わった喜びを身体中で感じたい―のかな?<*1>

時間も場所も気温も気にせずビールを飲むドイツ人。朝からだってへっちゃらです。柳が揺れて白鳥がスーと泳ぐ平和な風景・・・いつまでもこのままで、なんて勝手なお願いかなぁ。実は、樹の根っこによる防波堤の浸食が進んでいて、それを食い止める為に樹木の伐採が計画されているそうです。  ビフォー→アフターの写真が載った計画プランのポスターを見ましたが、工事後の景色はなんとも味気ないかんじで・・・ベルリンに似合わない薄味な仕上がりでした。これからどうなるのかなぁ。

 もうちょっと暖かくなったら、川下りのボートに乗ってみたいと思っています。その時は私もやっぱりビールを手に・・・楽しみだなぁ。

<*1> 喜びを身体中で・・・ただ本当に暑いのかもしれません・・・というのも、ヨーロッパ人は私たちより体温が高いらしいのです。以前、日本人の友だちが「授業中に先生が生徒に向かってさらっと『みんな平均体温は37℃ぐらいですよね』と言ったので驚いた」と話していました。その時、その子以外の生徒はみんな「はーい」と返事をしていたそうです。真冬でも外でビールを飲んでいるドイツ人の不思議が分かったような・・・