*Prosit Neujahr!*


えば―せっかくこれから冬休みなのに、なんだかとっても悩んでいて元気がない・・・そんな人が、今後もし私の周りにいたら。私は「ベルリンへいけ!」と言ってしまうと思います。きっと。それほどベルリンの新年の迎え方はスカッと弾けていて爽快!一瞬で心を洗うと同時に、また新しい一年を歩む力をギュッと注ぎ込んでくれる。そんな勢いに満ちていました。
 街中のいたるところで打ち上げられる花火は、家族や友だち同士で準備をしたもの。みんな毎年のことなので、足元に火花が散ろうが上から火の粉が降ろうが、取り乱すことなく手慣れた様子でどんどん着火していきます。寒い空に途切れることなく響く爆音と光の花。顔は知らないけれどベルリンで暮らす人同士、新しい年を迎えたことを祝い、そして“生きている”そのこと自体を讃え合って向かえる新年。楽しかったし、感動しました。

通りも花火の光で明るくなり、煙っていました。予測不能な動きをするねずみ花火や燃えカスが飛んでくる・・・建物の窓からも花火が投げられたりするので、常に油断大敵!スリリングでした

これが使われている花火。およそ日本では見かけることがない作りになっています。見ため完全に武器ですよね・・・。リュックに挿している人は、槍を背負っているようでした。こっちではこれが普通!この打ち上げ花火も、ドイツ人の可愛い女の子が持っているところを撮らせてもらいました

大騒ぎのなか、私たちヤーパンはデュッセルドルフから駆けつけた方(お名前を失念)が用意してくださった線香花火をしみじみ楽しみました。いいなぁ。線香花火・・・落ち着きます

元旦のベルリンは午後から雪!私はちゅらさんのRちゃんと一緒に通称「クロイツベルク山<*1>」に初詣に行ってきました。山というよりは小さい丘なのですが、てっぺんにちゃんと記念塔(奥にうっすら写っています)があり、そこの銅像たちに向かってお祈りしてきました。吹雪のなか彷徨ってめちゃくちゃ楽しかったです。いい新年です☆

クロイツベルク山も人気のある合戦上なので、いたるところに残骸が・・・花火の燃えカスとクラッカーのリボン、点在するシャンパンのボトルなどに雪が降り積もっていく様子は、さながら現代アートのようでした

 徹夜で新年を迎えたのは何年かぶり・・・初詣を終えて帰ったら爆睡でした。初夢はすごく吉兆な夢―ドイツ人のおじさんたち(複数!)がニコやかに、よってたかっていろいろ食べ物をくれたり(ははは)、幸運になれるおまじないをしてくれたりする夢でした!すごい!!あれはおじさんの姿でしたが天使に違いない(笑)今年もいろんな人のお世話になるよということでしょうか。みなさま・・・どうぞよろしくお願いします。

<*1> クロイツベルク山・・・ヴィクトリア公園にあるベルリンで一番高い(標高66メートル)の丘。私たちがお参りしたてっぺんの建造物は、18世紀のドイツの建築家シンケルが建てたもの。ここからは街が一望できる。