きたきた!


々は忘れたりしていたけど、随分となが〜いなが〜い間待っていた  大竹伸朗「全景1955-2006」の図録!やっと手元に届いた!!
 “exhibition catalog”とは、にわかに信じがたいボリュームがドイツの当局(笑)にも「怪しい」と思われたらしく、チェックで引っ掛かり・・・関税局まで取りに行かなければならないと知った時は(うぇええ。1年以上も待って、まださらに何かあるのか!)と思いましたが、無事に最後の難関もクリアし、ようやく対面することができました。感動。

 とにかく重量がすごい(6kgオーバー)。こんなカタログは後にも先にも目にすることないかもしれない。ずっしり詰まっていて地蔵のようです。いやぁ、たまげた。これ、2006年に東京都現代美術館で開かれたエキシビションのカタログなんです(06年って!)。本来ならば、会期中に完成品が発売されていてしかるべきところ、当時はまだ「デザイン作業の難航」という理由で手にすることならず。展覧会場には、表紙イメージだけで中が白紙のサンプルが置いてありました。
 何度も発行が延期されて、その度に大竹さんからのメッセージやおまけのブックレットが入ったお詫び状が届き・・・でも、どんどん延期されながらもページが(約150ページ)増えていったり、CDが1枚追加されることになったりしていて、もう一体どんなことになるのかと思っていました。が、現物の仕上がりは立派!!!どぉお〜んと大迫力です。試しにOlliのタバコを並べて、よくある大きさ比べの写真を撮ってみました。ぬわぁ!タバコの箱の高さと同じ分厚さ!

追徴なんて無理ぃ〜と叫びながら、関税局までお迎えに。すごいドキドキした。(こりゃあ、日本にいる間には届かないな)と思った時点で発行元に連絡して、ドイツまで送ってもらう約束を取りつけたものの、ちゃんと届くかどうか不安だった―予感が的中!みたいな。でも、ゆっくり観るならベルリンに居る間が最適だし・・・ということで、送ってもらうことにしてよかったです。今となっては英断だったと思います。無事に刊行して、ドイツまで発送の手続きを取ってくださった発行元さんに感謝感謝。(でも、持って帰るのがやっぱり大変だな。どうしよう)

パラパラみても軽く1時間はかかりそう。大きすぎるし、大事すぎるし、まだ部屋のどこに置いていいか分かりません。内容はもちろん素晴らしいし、面白いし、私の宝です。ベルリン在住の方々、ご興味ある方はうちまでお越し下さいませ。お茶飲みながら《ダブ平&ニューシャネル》聴いて、大竹さんの人生に埋もれてみたら・・・なんか、生き返るよ!脳の栄養だす!