Das Land des Lächelns(一瞬だけ)


このところ、常に口をもぐもぐもごもごさせております。原因は、部屋に飴ちゃん<*1>、チョコ、グミ、ガム、その他なにやら判別つかない甘いものたちが大量にあるから。全部「大漁じゃ〜」と喜んで持ち帰った戦利品です。というのも、ちょうど日本が節分だった2月3日。ベルリンでは、謝肉祭のパレードがあったのです。神社で撒かれる豆やら餅やらの代わりに、カラフルなお菓子をゲットしてきたというわけ♪
 カーニバル=ブラジルのリオ!サンバ!サンバ!というイメージしかなかった私。最初はドイツ(暗いイメージ)とカーニバル(陽気・明るいイメージ)が全く結びつかなかったのですが、友だちから「ドイツのラインラント地方のカーニバルは、リオの次に大きな規模なのだ」と聞いてびっくり。実は、ドイツ人ってカーニバルが好きらしいのです。知らなかった〜。
 
 当日のベルリンは、まじで仮装大会。沿道にみっちり並んだ観衆もみんな色とりどり。悪魔も天使も魔女もインディアンもピエロもごっちゃまぜ。動物の着ぐるみを着せられた子どもたちがたくさんいて超可愛かったです。そして、いざパレードが始まればそこは戦場(vs子どもとの)山車から投げ配られるお菓子の数々!こっちに投げて!ギブミーチョコレート!でも、上から投げられるので顔に直撃して痛い時も・・・。お菓子以外に―お花、果物、ぬいぐるみ・・・そしてウインナーやビールまで(このラインナップはさすがドイツ!)配られていていました。

ギムナジウム系プリンスを発見☆ とたんに、「萌え〜萌え〜」を連発する私と同行のパンダ嬢。あぁ、興奮した。(プリンセスも可愛かったです)

これ系の仮装ほんと似合うなぁ・・・。「ロードオブザリング」観てるみたいな集団もいました。

おぉお。かっこいい。陽気なおやじの集団と、渋いおやじの集団に別れているような気がしました・・・もちろん、みんな飲みながら。

3時間程(!)夢中で拾い集めた結果、この収穫。ふたりで山分けしましたが、それでもずっしり。
 不思議なパレード音楽にノッて、お得意のドイツ風ダンス<*2>で踊りまくる人たち。でも、音楽が鳴ってないとすぐだらっと休憩。おいおい。しかし、本当にみんながニコニコしていて・・・この日が初ドイツだったりしたら、うっかり間違って(!)「微笑みの国、ドイツ」って日記に書いちゃうなぁ。みんないつも眉間に皺があるわけじゃないのかぁ。いやぁ、まだまだ未知のことがいっぱいあります。ドイツの新たな一面を垣間みた日でした。

<*1> 飴ちゃん・・・関西人は飴のことを「飴ちゃん」といいます。飴ちゃんは、特におばちゃんの必須アイテム。電車で隣り合うと「飴ちゃんいる?」と鞄をがさごそ・・・
<*2> ドイツ風ダンス・・・ドイツ人は踊るの大好き。恥ずかしくなんかない!でも、自己流すぎて動きが変な人がいっぱい。たまに直視するのが辛い時も。ヤーパンには真似できないセンスじゃー。