意外にいけるじゃん


中にふっと目が覚めて「みっ水が飲みたいぃ・・・」となった時、東京での私が布団のなかで自問自答していたのは「この喉の渇きは眠りを中断してまで外に買いに行くに値するか」。つまり、[水=買うもの]という図式がきっちり出来上がっていました。お店で出される水<*1>も(たぶん蛇口から出てきた水だろう)ということで、あんまり手をつけないような人間だったのですが・・・。今ベルリンで、夜中に「水がぁ」となった時、私はガバッと起きて迷わず水道水をがぶ飲みしています(外行ったって自販機もないことだし)。
 こっちに来てすぐの頃、Anna-Lisaに「さおり、教えておくわ。ベルリンの水道水はスペシャルなの!だから、あなた水をわざわざ買わなくていいわよ!」と言われた時は(うっそーん。それはドイツ人だから慣れてるだけでしょー?)とこっそり思ってましたが、ある日、あまりの喉の渇きに水道水をゴクッと飲んでみたところ意外や意外、けっこう美味しかった・・・。

 それ以来、なんの抵抗もなく水道水をガーガー飲むようになりました。ベルリンの水は塩素消毒をしてないミネラルウォーター(ほんとかどうかはちょっと不安)。沸騰させるとミネラル分が固まって白いゴミみたいなのが出ます。ドイツ人は一切気にしてないし、ミネラル分(カルシウムあたりですかね)が固まったものだからカルキではないらしいのだけど、日本人は水に何か混じるのなんて慣れていないので、そのゴミみたいなのが苦手な人が多いです。私もあんまり身体には入れたくないなぁと思う。友だちの中にはミネラル分を濾過してくれるポット<*2>を使っている子もいます。
 でも、硬水は一般的に珈琲やらお茶が美味しく入ると言われていますね。実際、飲んでも違い分からないんですが・・・ハーブティーとかも安いのでついつい目につくと買い込んでしまいます。ちょっと写真撮ろうと思って棚から出したらさっくり15種類ほどありました。写ってないのもいっぱい。最近はローズヒップとハイビスカス、それにカモミールブレンドティーがお気に入りです。

 飲む以外にお風呂も同じ水。最初は硬水のせいで(?)髪がギシギシ、肌もゴワゴワになって困りました。最近はもう慣れちゃって髪とか肌が強くなったような気がしますが。空気も乾燥してるし、本当はもっと丁寧にケアしなきゃいけないんだろうけど、日本にいる時より手入れを怠り気味。時間いっぱいあるのにね。でも、ヨーロッパのナチュラルコスメ系のアイテムだけはスゴく安いので、買いやすいです。WELEDAが日本の半額ぐらいで買えるのが嬉しい♪<*3>だから、量だけは惜しみなくバンバン使って・・・と言っても、美容クリームの替わりにハンドクリームを顔に塗ったりしてますからねぇ。やばいかな。消えない皺が出てき始めたのはそのせいか?!

<*1> おみせで出される水・・・日本では当たり前のように出てくるコップ一杯の水。ドイツでは頼まないと出て来ません。水道水が欲しい時は水道水。ミネラルウォーターが欲しい時はガス入りorガスなしを告げねばいかん。選択支が多くて面倒だから「ビール!」「どのビール?」「・・・」
<*2> 水を濾過してくれるポット・・・日本でも売ってますよね「BRITA」。BRITA信者は多いです。私も日本に戻ったら使おうかな・・・
<*3> ことごとくドイツ語表記しかなくて、お店いっても買いたい物が買えない時期があった(;;)泡立てて洗うやつじゃなくてクリームタイプのクレンジングが欲しい!とか細かい違いが見分けられなくて・・・ちょっと苦労した思ひ出