頼れる大口さん
ペットボトルやビールの空き瓶など、ドイツではドリンクの容器はほとんどがプファンド制。あらかじめ容器代が上乗せされていて、飲み終わった後にその容器をお店に返すと、代金が戻ってくるシステムになっています<*1>。330mlの小さいビール瓶で8セント(約13円ぐらいかな)、大きい瓶はその倍の16セントだったかな。本当は買ったお店に返却しないといけないらしいんだけど・・・ビール瓶なんかガンガン溜まっていって、どこで買ったかなんかすぐ分からなくなるからちょっと無理!
そこで活躍するのが、スーパーなどに設置されている“自動プファンド機?”↑です。お店の人みたいに「ほんとにここで買ったの?」なんて言わずに、せっせと空の容器を飲み込んでくれるいい奴!丸い穴に容器を入れるとガラガラ回収してくれます。下にも大きな口が開いていて、そっちはビール瓶がケースごと入れられます。大型スーパーのプファンド機だと、ほとんどの容器を回収してくれるので超便利。まったくもって頼もしい(たまーにそのお店で扱ってない商品だとガァーっと吐き出されることがあるけど)。ただ、人気がありすぎて行列がすぐできるので、あんまり大量に返却すると後ろからのプレッシャーが(^^;
回収し終わると、全部のプファンドを合計したレシートが発行されます。これをレジに持っていくと、代金が受け取れます。もちろん、買い物したものをこれで支払ってもOK。今日は40本ぐらいの空き瓶を返したので3Eぐらいになりました。ふー。これでやっと片付けられた・・・
このキャリーにいっぱい+手持ちバックいっぱいの量を返しました。パーティがあるとものすごい量のビール瓶が残るので、返すのが一苦労。今日返したぶんは2週間前のぶん・・・。キャリーで運んで返していると、なぜかプロ(ビール瓶を集めて生きている人たちがいます・・・)っぽい気分に
旅行者で来ていた時は返却システムが分からなくて、プファンドせずに捨てたりしてましたが・・・住んでるとまさか捨てるわけにはいきません。ドイツでは、もう極当たり前に根付いているシステムです。それにプファンドによってドイツのリユース&ケミカルリサイクルはとっても高い率を誇っているらしいので、効果も充分あるんですね。なんとペットボトルは30〜40回、ビール瓶は25回ぐらい使えるらしいですから・・・。
考えようによっては、プファンドも海外ならではの体験。ドイツに限らず、ヨーロッパはプファンドを実施している国が多いので、みなさんも旅行でペットボトルなどを買った時はやってみてくださいねー(その時は大型スーパーがおすすめよー!)。
スーパー内で撮影なんてあんまりしないので・・・ついでに日本と違うシステムをもうひとつ紹介。市場でなくても、野菜や果物はほとんどが箱に剥き出しで陳列されているので、欲しい量だけ取って買います。秤に載せて野菜と同じボタンを押すと、値段が計算されてペッとシールが出されます。いざ、それを持ってレジへ・・・。量り忘れると、量りなおしに行かされます。
<*1> プファンド・・・ペットボトルよりビール瓶の方が安い。日本みたくペットボトルが使い捨てなんて、考えられません。ワインボトルはプファンド対象外。でも、ゴミ出しする時は色で分別します。